同時に複数社で働き始めて地味に苦労したこと

BizDev領域に特化した副業人材のレンタルサービスである「talental」を運営している当社ですが、私自身も相変わらず「レンタル」されています。2024年9月に登記し、約1カ月の営業活動期間を経て10月から本格稼働し、8社でのレンタル契約からスタートしました。現在では私以外の人材もレンタルが進んでいるので状況は少し変わっていますが、私自身が「同時に複数社にレンタルされる」という経験をする中で地味に苦労したことをまとめておきたいと思います。

この例はちょっと極端なのかもしれませんが、近い将来、多くのビジネスパーソンが本業・副業の垣根なくさまざまな仕事をプロジェクトベースで取り組んでいくような世界を見据えていますので、似たような取り組みを考えている方には参考になるかなというのと、いずれこの辺の課題解決ができるようなプロダクト開発にもトライしてみたいと思っているので、備忘録です。

管理するアカウントがとにかく多い

レンタル先の会社ごとにメールアドレスが発行されるのが、地味に大変です。メールアドレス、カレンダーに加えてSlackやChatworkなどのチャットツール、あとはSalesforceなどのツール類もすべて異なります。1つの会社でも管理アカウントが多くて大変という話も聞くぐらいですから、8社分にもなるとそれなりに煩雑になります。

自分の場合は、Chatworkデスクトップアプリの外部サービス連携機能を使って、1つのデスクトップアプリ上でChatwork・Messenger・Gmail(複数アカウント)・Xを統合管理できるようにしているのと、それ以外はSlackのデスクトップアプリで管理しています。数年前はFranzというサービスを使っていたのですが、有料SaaSの棚卸をしてChatworkで代替したような経緯です。

Chatworkの外部連携機能はこちら

あとはストレージですが…あまり有効な解決策が出ていません。現状は企業ごとのストレージに都度アクセスしてファイル作成や格納などをしていますが、ここはもうちょっと何とかできないかなあと思う部分です。

カレンダー共有に苦戦

コミュニケーションに続きネックとなるのがタスク管理です。自分自身のタスク管理はGoogleカレンダーやNotionでやっていて特に問題はないのですが、作業単位の外注先というよりも内部に入り込む形になるため、自分の空き時間をどうリアルタイムで共有するか、が重要になります。

たとえばA社と自分との会議の予定を(というかそれ以外の空き時間を)、B社に共有したいというシーンがあるわけですが、当然機密保持の観点でその予定表そのものを共有することはできません。でも空き時間を共有しておかないと、B社との日程調整がスムーズに行きません。もちろん日程調整ツールも使うことがありますが、それだと不十分だと感じることも多いです。都度「ブロック」とか「予定あり」みたいな予定を入れるのもリアルタイムにやるのは大変だし、ちょっとセンスない気もするし…。

ここはうまい方法がまだ見つかっていないので、何かおすすめの方法ある方は教えていただきたいです!

その他、細々とした困りごと

他にはZoomやmeetの背景を切り替えるのが面倒とか、常にたくさんの名刺を持ち歩く必要があるとか、人の顔と名前を覚えるのが一気に増えると大変!とか細かいことを挙げればいろいろありますが、その辺は気合で乗り切っています(笑)。こうやって文章にまとめてみると、特にツールで解決とかはしていなくて、ただなんとか乗り切っている感が強いですね…。皆さんが普段お使いのツールで、この手のアカウント統合管理やタスク共有の方法・ツールでおすすめあれば、ぜひ教えていただきたいです。

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