非エンジニアが技術を使ってオペレーションを効率化するシリーズ、第三弾です。今回は、RPAサービス「Coopel」を使って、集計業務を自動化するという内容です。
過去には以下のようなことを実装していました。
RPAサービス「Coopel」について
クラウド型RPAサービス「Coopel」は、とても簡単なインターフェースで初心者でも使いやすい(と思う)のが特徴です。もともとDeNAグループで展開していたサービスですが、2024年6月にカーブアウトしています。
Coopelサービスサイト:https://coopel.ai/
1アカウントあたり月額5,400円(税別)と非常にリーズナブルな価格で30日の無料トライアルもありますので、気になる方は一度試してみるとよいかと思います。
Coopelで自動化できる業務
ここはあくまで自分が使ってみた範囲での理解ですので不十分かもしれませんが、Coopelでできるのは、ブラウザ上で行う画面操作をもとに読み取ったWebサイトやメールなど情報を、スプレッドシートやExcelなどのファイルに集計したり、Webサイト上で操作したりすることです。
たとえば、
- SNS運用においてXやInstagramのフォロワー数などを毎日自動集計したい
- メールで届く請求書を会計システムに自動で登録したい
- 求人サイトなどの情報をもとに、常に営業リストを自動で作成したい
- 求人サイトの管理画面から応募者数などのデータをATSやExcel等に自動転記したい
といった感じの業務にフィットするのではないかと思います。この手の、「毎日やらなきゃいけないけど複数の画面を立ち上げたりログインしたりしないといけないから面倒」な業務を完全に自動化することができるのが魅力です。
サンプル:Xのフォロー数とフォロワー数を毎日9時に自動でスプレッドシートに集計する
実際のデータを見せても問題ないのが自分のXのフォロー数とフォロワー数しかなく、かつ数も多くないので恥ずかしいですが、この業務をサンプルとして事例紹介します。
実際にプログラムを実行している画面は以下のような感じです。
ここで行っているプロセスとしては、「指定したXアカウントにアクセスする」→「画面上で指定した数値を読み取る」→「指定したスプレッドシートにペーストする(×2)」というものです。実行画面を開いていると長く感じるかもしれませんが、一度プログラムを作成し実行頻度や時間を設定しておけば、この画面を開くことはありません。毎日決まった時間に実行し、完了通知がメールで届きます。
はじめて作ったときでも30分くらいでひとつのプログラムは作ることができますし、それ以降は勝手に作業が進んでいくので、対象のシートさえ見れば集計結果を確認することができます。
業務効率化・自動化にご興味ある方はぜひ使ってみてください。