起業するときに悩ましい問題のひとつが、オフィスをどうするか。自分自身も地味に悩みました。今回は、当社の創業時にどう考えてどんな形を選択したのかをまとめています。
オフィスに求める要件を決める
まず、当社では正社員はおらず、事業内容的にも一般的なオフィスを必要とするものではありません。私自身もタレントのひとりとしてクライアント先に訪問したりすることも多く、週のうち自社オフィスにいるのは2~3日という形です。
これを踏まえて、初期のオフィスに求める要件としては、以下のように考えました。
- 必要なもの:法人登記ができる + 郵便物の受取や転送が可能 + 会議室が使える
- 不要なもの:固定電話番号
- 費用:できるだけ安く!
これを満たすために、以下3つの契約を行いました。
契約先 | 目的や料金 |
---|---|
DMMバーチャルオフィス (ベーシックプラン) | 目的:法人登記+郵便物受取/転送 料金:月額2,530円 |
Bizコンフォート (全日プラン) | 目的:日々の仕事スペース+オンライン会議/来客対応 料金:月額11,000円(場所により変わる) |
ZXY (従量課金プラン) | 目的:移動先での仕事スペース用+オンライン会議 料金:個室15分260円~の従量課金、月額費用なし |
上記3つの合計で13,530円が月額の固定費となっています。
Bizコンフォートのようなコワーキングスペースでも個室プランや法人登記・郵便転送オプションなどがありますが、いろいろ試算した結果、上記の組み合わせがいちばん安くなりました。
ちなみにここでAIを活用したのかというと、当時はまだDeep Researchが出ていなかったので、リサーチには使っていません。ただ、各社のHPに出ている料金表などをデータとして入れて比較表にして整理してもらったり、メモリ機能を使って検討過程を思い出してもらったり、といった感じでした。
日々の仕事スペースは自宅の仕事部屋が一応あるのでそこでも良かったのですが、子どもの帰宅後にどうしても集中できなくなってしまったりすると困るので、ちょうど自宅近くにあったBizコンフォートを利用することにしました。
めったにありませんが来客時の応接なども利用できますし、フリードリンクですし、24時間やっているので、創業初期にがっつり集中できる環境を用意しておくのは必要経費だと思います。
また、当社の場合はクライアント訪問も比較的多いので、訪問先の近くでスキマ時間に作業したいことも多くあります。
こうしたときに便利なのがZXY(ジザイ)です。ZXYは東京中心に全国400以上の拠点があり、特に都内は主要駅すべてと言っていいほど存在しています(拠点一覧はこちら)。カフェでは混んでて入れない、電源がない、オンライン会議ができない、などの問題があるため、ZXYを使うことでこれらをクリアしています。ZXYは初期費用も月額費用もなく、使った分だけしかかからないので、念のため契約しておくと何かと便利だと思います。大阪・名古屋・福岡にもあるので、出張時に仕事したいときにも重宝します(あまり出張してないので使ってないですが)。
現在ではBizコンフォートの個室オフィスになり、上記から少し実態も費用も変わっていますが、初期にオフィス費用をミニマムではじめたい方の参考になるといいなと思い、備忘録も兼ねてまとめておきました。