talental

GUIDE

事業開発を外部人材に任せる費用 契約形態別の料金の決まり方と予算の考え方

公開日 更新日 発注担当者向け

事業開発や新規事業を外部の人材に任せたいとき、費用はどれくらいかかるのか。業務委託・顧問・スポットコンサル・コンサル会社・人材紹介の契約形態ごとに、費用のかかり方と公開されている金額、月額の組み立て方、見落としやすい費用、予算の決め方を整理します。

調査時点:2026年9月15日/各社公式サイトと厚生労働省・公正取引委員会などの公表資料の記載にもとづきます。

この記事の結論

  • 費用は「契約形態 × 稼働量 × 誰が人を探すか」で決まります。事業開発職に絞った相場の公的統計はなく、一律の相場は示せません。
  • 継続して任せる業務委託は「時間単価 × 月の稼働時間」で考えます。サービス経由なら、利用料や手数料が加わるかを確認します。
  • 予算は月額だけでなく、最低契約期間・切り替えの費用・社内の工数まで含めて、3カ月後の状態から逆算します。

費用は3つの要素で決まる

「外部人材に頼むといくらかかるか」は、次の3つが決まらないと計算できません。

01

契約形態

業務委託・顧問・スポットコンサル・コンサル会社・人材紹介で、課金の単位(時間・月・件・成功報酬)が違います。

02

稼働量

月に何時間入ってもらうか。助言だけか、実行まで任せるかで、必要な時間が変わります。

03

誰が人を探すか

自社で探して直接契約するか、サービスに探してもらうか。探す工数を払うか、手数料で払うかの違いです。

契約形態別 費用のかかり方と公開されている金額

公式サイトや公的資料で確認できた金額だけを載せています。確認できなかったものは「非公開」とし、推定値は載せていません。

契約形態 費用のかかり方 公開されている金額の例 契約前に確認すること
業務委託(直接契約) 時間単価・月額・成果物ごとの報酬を、相手と個別に合意
  • 事業開発職に絞った報酬水準を示す公的統計は見当たらず(非公開)
取引条件の書面での明示、報酬の支払期日(受領から60日以内)、探す・見極める社内の工数
業務委託(サービス経由) 人材への報酬に、サービスの利用料や手数料が加わる
  • Workship ENTERPRISE:再委託プランのサービス利用料 月額4万円〜(税抜・稼働1人あたり)、直接契約プランの紹介手数料 100万円(税抜/1名)
  • ビザスクdirect:有料プランは月額3万円(税抜)〜、業務委託の成功報酬 30万円(税抜)〜
  • lotsful・SOKUDAN:初期費用0円(料率・月額は非公開)
最低契約期間、手数料の算定方法、直接契約や採用に切り替えるときの費用
顧問・アドバイザー 月額の顧問料、または紹介時の手数料
  • HiPro Biz:独立役員紹介プランは年間報酬の35%+110万円(税込)、最低198万円(税込)
  • 顧問料の月額水準は各社とも非公開
助言だけか実行まで含むか、定例の頻度、紹介手数料の有無
スポットコンサル 1時間・1件単位で、有識者に話を聞く
  • ビザスクinterview:平均10万円/1時間(プランや経歴で異なる)
  • ビザスクdirect:謝礼 3万円〜/時間が相場、プラットフォーム手数料は謝礼の30%
  • HiPro Biz:エキスパートインタビュー 10万円〜/件(個人報酬を含む)
継続して実務を任せる用途ではないこと、税込か税別か
コンサルティング会社 プロジェクト単位の見積もり
  • 公式サイトで確認できた料金はなし(非公開)
体制(誰が何時間入るか)、成果物の範囲、追加費用の条件
人材紹介(採用) 採用が決まったときに、紹介手数料を支払う
  • 手数料は「上限制」(6か月分の賃金の11%など)か、事業者が届け出た「届出制」
  • 常用就職1件あたりの手数料は約103万円(厚生労働省・令和6年度、全職種の平均)
  • 年収に対して一律の料率の場合、医療・介護・保育以外の職種での利用者の平均は32.40%(厚生労働省委託調査・令和4年度)
事業者ごとの手数料率の実績(人材サービス総合サイトで公開)、返金規定

※ 2026年9月15日時点の各社公式サイト・公表資料の記載です。料金は変更される場合があります。税込・税別は各社の表記に従い、記載のないものは表記していません。人材紹介の平均値は全職種または医療・介護・保育以外の職種の集計で、事業開発職に絞った値ではありません。

月額の組み立て方

事業開発を継続して任せる業務委託は、「時間単価 × 月の稼働時間」で月額を考えます。サービス経由の場合は、時間単価に手数料が含まれているか、利用料が別にかかるかで総額が変わります。

計算例:助言・設計が中心

時間単価1万円 × 月20時間 = 月20万円

計算例:実行まで伴走

時間単価1万円 × 月50時間 = 月50万円

※ 計算の仕組みを示すための例です。時間単価は人材の経験や役割によって変わります。

稼働時間の目安は、1日8時間の稼働を月4回とすると月32時間(週1日相当)です。月の稼働時間は「週何日」から決めるのではなく、3カ月後にどうなっていたいかから逆算します。

見落としやすい費用

月額だけを比べると、あとから予算が足りなくなりがちです。次の4つも見積もりに含めます。

最低契約期間

「月額◯万円から」と書かれていても、最低契約期間が3カ月なら、実際に必要な予算は月額の3カ月分です。途中でやめられるかどうかも、契約前に確認してください。

直接契約や採用に切り替えるときの費用

サービス経由で入ってもらった人と、あとから直接契約したり採用したりする場合、切り替えの費用がかかることがあります。公開していない事業者も多いため、うまくいったときの選択肢として、最初に確認しておくと揉めません。

受け入れる側の社内工数

外部人材が成果を出すには、質問に答え、判断をする社内の窓口が必要です。窓口担当の時間は請求書には出てきませんが、確保できないと、払った稼働時間の多くが状況把握と待ち時間に消えます。

立ち上がりの期間

最初の数週間は、事業や社内の状況を把握する時間になります。この期間も費用はかかるので、1カ月目から成果を求める前提で予算を組むと、判断を誤りやすくなります。

予算の決め方

  1. 1

    3カ月後にどうなっていたいかを決める

    「検証する仮説が絞れている」「営業資料と商談の型ができている」など、3カ月後の状態を文章にします。これが任せる範囲と稼働量の根拠になります。

  2. 2

    必要な稼働時間から月額を出す

    3カ月後の状態に必要な作業量から、月の稼働時間を見積もり、時間単価を掛けて月額を出します。サービス経由なら、利用料・手数料を加えます。

  3. 3

    最初の予算は3カ月分で確保し、振り返りで見直す

    最初の契約期間を3カ月前後で区切り、月額×3カ月を最初の予算にします。振り返りの場で、続ける・稼働を増減する・範囲を変える・終える、を決めます。

talentalの料金

talentalは、事業開発(BizDev)領域の実務経験者を推薦するエージェント型のサービスで、料金・稼働条件・契約の切り替え条件をあらかじめ公開しています。想定時給は、タレントの希望時給に弊社管理費を加えて算出します。個人差はありますが、概ね1万円前後が多くなっています。

20〜50万円/月

実際の稼働は月20〜50時間が多く、月額はこの範囲に収まることが多くなります。talentalの契約実績にもとづく目安(2026年9月15日時点)

料金

月50,000円〜

希望時給×稼働時間×管理費。初期費用はかかりません。

稼働

月1時間〜

最低契約期間は3カ月〜。毎月末〆翌月末払い。

契約の切り替え

業務委託(直接契約)へ

一律120万円

雇用契約へ

理論年収の40%

サービスのタイプ別の違いは「副業・プロ人材の活用サービス比較」へ →

よくある質問

事業開発を外部人材に任せる費用の相場はいくらですか?

事業開発職に絞った報酬や手数料の公的な統計は見当たらず、一律の相場は示せません。費用は、契約形態・稼働量・誰が人を探すかの3つで決まります。サービス経由の業務委託なら人材への報酬に利用料や手数料が加わり、スポットコンサルは1時間・1件単位、人材紹介は採用が決まったときの成功報酬です。talentalの場合、想定時給は個人差がありますが概ね1万円前後が多く、実際の稼働は月20〜50時間が多いため、月20万〜50万円程度が目安です。

週1日くらいの稼働だと、月額はどれくらいになりますか?

時間単価×月の稼働時間で計算します。1日8時間の稼働を月4回とすると月32時間なので、時間単価1万円なら月32万円が目安になります。これにサービスの利用料や手数料が別にかかるかどうかは、サービスによって異なります。

人材紹介の手数料はどれくらいですか?

職業安定法にもとづき、手数料は「上限制手数料」(6か月分の賃金の11%など)か、事業者が届け出た「届出制手数料」のどちらかです。厚生労働省の集計(令和6年度)では、常用就職1件あたりの手数料は約103万円でした(全職種の平均)。事業者ごとの手数料率の実績は、厚生労働省の「人材サービス総合サイト」で公開されています。

スポットコンサルの料金はどれくらいですか?

公式サイトに料金を載せているサービスでは、ビザスクinterviewが平均10万円/1時間、ビザスクdirectが謝礼3万円〜/時間(別に謝礼の30%のプラットフォーム手数料)、HiPro Bizのエキスパートインタビューが10万円〜/件(個人報酬を含む)でした(2026年9月15日確認)。

業務委託で入ってもらった人と、あとから直接契約や採用に切り替えると費用はかかりますか?

サービスによります。確認した範囲では、Workship ENTERPRISEは直接契約プランの紹介手数料を100万円(税抜/1名)と公開しています。talentalは、業務委託としての直接契約に切り替える場合は一律120万円、雇用契約(役員・契約社員等を含む)に至った場合は理論年収の40%です。公開していない事業者も多いため、契約前に確認してください。

出典・調査時点

本記事の料金・統計に関する記述は、2026年9月15日時点の各社公式サイトと、厚生労働省・公正取引委員会の公表資料の記載にもとづきます。公式サイトで確認できなかった項目は「非公開」とし、推定値は掲載していません。料金は変更される場合があるため、最新の情報は各社の公式サイトでご確認ください。本記事は特定のサービスの優劣を評価するものではありません。

黄 千尋

EDITOR

この記事の編集

黄 千尋こう ちひろ

talental ディレクター

2015年よりフリーランスのライター・編集ディレクター・広報として活動し、2024年9月にtalentalへ参画。タレントのサポートを担当しながら、外部人材の活用に関するガイドの編集を担当している。